悪阻と流産リスク

よくツワリが酷いと、元気な赤ちゃんが生まれる証拠なんて言いますが

それを解析したが米国国立衛生研究所（JAMA）の論文にありましたのでご紹介します

簡単に言うと「797人の追跡調査でツワリがあった人は、つわりが無い人よりも妊娠損失リスクが50～75％減少させる」とする論文です

論文：「妊娠中の悪心・嘔吐と妊娠喪失の関連性について 無作為化臨床試験の二次解析」より

Association of Nausea and Vomiting During Pregnancy With Pregnancy Loss

A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial

（論文情報）

Author Affiliations Article Information

JAMA Intern Med. 2016;176(11):1621-1627. doi:10.1001/jamainternmed.2016.5641

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ここに記載されている論文

簡単に要約すると

■妊娠中の吐き気や嘔吐は、妊娠損失のリスクと関連するのか？

妊娠が確認された女性797人を対象とした妊娠前の前向きコホートでは、妊娠中の吐き気や嘔吐を伴う吐き気は、妊娠喪失リスクの大幅な低下と関連していた。

研究対象者は米国の4つの臨床センターにおいて，過去に1回または2回の妊娠喪失を経験した女性であり、通常よりも流産リスクの高い女性である点

（結果）

吐き気と嘔吐が妊娠損失のリスクの減少と関連するという我々の発見は、公表された文献と一致している。私たちの研究では、吐き気のみ、または吐き気に嘔吐を伴う場合、妊娠損失のリスクを50～75％減少させることができました。先行研究では、ほとんどが妊娠第1期の後期または後期の損失を検討したものに限られています3-5。したがって、私たちの臨床的な妊娠損失の所見は、先行文献の所見と同程度です。これらの研究では、いずれも吐き気や嘔吐による妊娠損失率の低下が同様に観察されました

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